パキスタンの地震については,日本も含め国際的な関心が低くなってきているようである。やはり,復興には継続的な支援が必要なのではないか。
しかし,遠い外国で起きた出来事は,10月8日付のニュースでしかなく,私たちのの記憶からは忘れられてしまったようである。これは,日本人の被災者がいないことや,日本との友好関係があまり感じられない,報道が少ない…などのことも起因しているように思える。
〈地震発生及びの被害状況〉
・10月8日午前8時55分(日本時間午後0時55分)頃,
パキスタン北部を震源とする強い地震が発生した。
震源は,首都イスラーマーバードから
約95キロ北北東に位置している。
地震の規模を示すマグニチュードは7.7。
・余震は10月27日までに970回以上発生している。
・パキスタン政府は11月2日までに,
7万3276人が死亡し,6万9260人が負傷したと発表した。
また,パキスタンでは約330万人が家を無くした。
インド内務省はインド側カシュミールで1400人が死亡したと発表した。
500軒の民家や建物が地震により被害を受けている。
●パキスタンの被災地では,冬の寒さをしのぐテント,毛布が依然不足しているようである。食料品や医薬品も不足していないのか?
●地震で親を失った子は,どうしているのだろう? 学校は,どうなったのだろうか?
●山間部の村落には,もう雪が降っているだろう。そして,41の村落への道路が未だに寸断されたまま(11月2日現在)のようである。交通網は,どうなっているのだろう?援助物資は,届いているのだろうか?
●震災後の煤塵や瓦礫のために肺炎などの呼吸器疾患、皮膚病、破傷風が広まりが予想される。清潔な水やワクチンを被災者のもとへ迅速に届けなければ、二次災害による更なる被害の拡大が危惧されないか?
●医療支援の他にも,家族や友人の死による精神的ショックのケアも必要なのではないか?
やはり,スマトラ沖地震のタイ・プーケット島の津波のショッキングな映像や,米国のカトリーナ被害のようなニュース映像がない限り,どうしても関心が低くなってしまうように思える。
そこで,本校では児童会を中心に,募金の呼びかけやメッセージなどを発信することを計画している。子どもたちは,微力ながら,自分たちの手で運動をはじめています。
(管理人)